多メディア時代でも新聞だ

日本のインターネット利用者(2005年、総務省調べ)は、8529万人。全人口に対する普及率は66.8%に上っている。

インターネットなど様々なメディアが普及する中で、新聞はこれからも必要と思うかーを聞いたところ、「必要だ」は「どちらかといえば」を合わせると92%を占めた。「必要ない」は、わずか計7%だった。


98年から同種の質問をしているが、「必要だ」は毎回、90%台前半の高い水準で推移している。多メディア時代でも、新聞の役割への期待が大きかった。


年齢別に見ると、新聞がこれからも「必要だ」という人は、40歳代から70歳代の年代で9割を超えた。ただ、20歳代(計85%)、30歳代(計87%)では9割を切り、若年層の活字離れの傾向もうかがえた。

新聞は「必要だ」と思う理由(複数回答)では、「好きな時に好きな場所で読める」62%がトップ。以下、「情報が整理されていてわかりやすい」45%、「新聞を読むのが習慣」36%、「記事の内容が信頼できる」21%などの順だった。

年齢別では、ほぼすべての年代の上位2位は「好きな時に好きな場所で読める」と「情報が整理されていてわかりやすい」だったが、70歳以上だけ「新聞を読むのが習慣」が2位(41%)だった。「習慣」は、20歳代では5位(19%)と、対照的だった。

「必要ない」理由は、

①「テレビやインターネットなどの情報で十分」76%

②「読みたい記事は紙面の一部だけ」31%

③「読み終わったあと、処分するのが面倒」30%

などが多かった。

インターネットを利用することがある人に、ニュースを見るために、よく利用するインターネットのサイトを聞いたところ(複数回答)、

①ポータル系(ヤフー、gooなど)のサイト65%

②一般の新聞社のサイト25%

③スポーツ紙や夕刊紙のサイト13%

などの順だった。

インターネット利用者に、ネットで流れているニュースのうち、最も信頼度が高いと思うものを挙げてもらったところ、「一般の新聞社が取材し、提供しているニュース」が38%で最も多かった。これに「通信社が取材し、提供しているニュース」13%が続いたが、「テレビ局」(6%)や「スポーツ紙や夕刊紙」(5%)は低かった。

一般の新聞社のサイトをよく利用している人の65%が、「一般の新聞社が取材し、提供しているニュース」の信頼度が最も高いと答えているが、ポータル系サイト利用者でも、「一般の新聞社」(40%)の信頼度が「通信社」(18%)、「テレビ局」(6%)などを上回った。


読売新聞 平成18年10月15日朝刊より


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