優しさに感激



ここ六か月、毎朝午前五時五分に精密機械が動くように正確に新聞を届けてくれる青年がいる。早起きの私と毎日あいさつを交わす。

女房と三泊四日の旅に出た。四日目の午後に帰宅すると郵便受けは、新聞と郵便で満杯の状態。三日分の新聞を取り出すと不思議なメモが目にとまる。

旅行に出発した翌日の新聞の一ページの右側の空欄に、ボールペンで「大丈夫ですか?」。
次の日の新聞には「具合が悪いのでは?」。
旅行から帰る日の新聞には「心配です」。と走り書き。
私たち夫婦の不在を心配してくれている。その瞬間、胸が熱くなり女房に「ちょっと来て、来て」と呼び寄せそのメモを二人で読み、心優しい青年なんだ!と感心することでした。

翌朝いつものように新聞を配達してくれた青年に「おはよう!旅行に行っていたんだよ。はいお土産!」と言うと青年は「よかった~。ありがとうございます。」と笑顔で私たちの心を受け取ってくれた。久しぶりに心の優しい青年を見て感激に浸ることでした。

いつまでも優しい心と新聞を届けてください。



宮崎県西都市   日高勝芳(62)





(社)日本新聞協会

ふれあいの詩

第13回 新聞配達に関するはがきエッセーコンテスト

入賞作品集より

新聞販売大全集

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